自己破産をする人の増加
自己破産をする人は、この10年程度で約3~4倍程度に増えているという
データもあるといわれています。
背景には、不景気に起因する経済活動の悪化がありますが、
勤労者・事業者の区別なく、自己破産を申請する人が増えています。
自己破産は、債務整理の中でも特に経済事情が悪くなっている人が選択する手段です。
つまり、いわば最後の手段ともいえる自己破産を
選ばなければならなくなる人がたくさんいるということは、
現在の世の中がいかに不景気かを象徴している……といえるかもしれません。
ただ、これは裏を返せば、自己破産はかなり身近なものになってきており、
特別なことであるといったイメージや、過剰にネガティブなイメージを
持つべきではないということです。
自己破産は弱者を救済する制度です
自己破産という制度が用意されているのはどうしてでしょうか?
それは、借金が増えすぎて自分ではどうすることもできなくなっている人を
助けなければならない、という理念があるからです。
基本的人権を認めている社会では、さまざまな事情で過剰な借金を抱えてしまった人に
救いの手を差し伸べることもしなければなりません……
自己破産に限ったことではありませんが、さまざまな社会的弱者を救済する制度を、
国は整備しているのです。
自己破産は、収入や資産の額に見合わない債務を抱えてしまった人を救い、
更生する機会を与えることを目的として設けられている制度です。
「自己破産」という言葉に嫌悪感を持つ人もまだたくさんいますが、
必要が生じたときは、積極的に利用すべき制度なのです。

